道の駅かつらの宴



2013年6月22日(土)〜6月23日(日)



茨城県常陸大宮市”道の駅かつら”併設のキャンプサイト







 Nagaさんから、茨城県常陸大宮市でのキャンプに誘われていた。昨今はゼファー1100でキャンプする機会がかなり減っている。でも、北海道ツーリングの時期も刻々と近づいていた。体をバイク旅仕様に慣らしておかないと。

 早朝に起床し、今回はバイクで参加しようと決めた。やはり筆者のキャンプの原点はオートバイツーリングだ。6時半ぐらいから準備し、マシンを出撃させたのは8時半ぐらいか。相変わらず要領が悪い北のサムライである。

 しかし、間もなく車検のゼファーも絶好調だった。素晴らしい噴き上がりをみせ、東北道に突入した。がんがんに飛ばして(法定の範囲内で)須賀川ICで降りた。そこからは、延々と長い下道(R118)を水戸方面に向け走る。天気がよくないはずなのに真夏の炎天下であった。しかし、めげずに県境を突破し、茨城県の大子町へと入った。

 あれっ?ところどころ路面が濡れている?どうやら激しい通り雨の直後を追うように常陸大宮市に向かっているようだ。ふふふ、久々に体験したぞ・・・

 森羅万象は我が焼酎、もっ、もとい我が掌中にあり!

 途中、聞いたこともない名前のスーパーで今宵の酒や食料を調達し、またひた走る。「親水公園?」の標識を発見した。ここは3月にキャンプしたところだ。そこよりはまた水戸寄りみたいなので、さらにR118を突き進んだ。

 なんだか天気というか雲行きが怪しくなってきたころ、道の駅”かつら”に到着した。

 キャンプ場?というより河川敷のサイトも確認したが、まだ誰も到着してないようなので、道の駅を散策し、好物のジェラートなんぞを舐めながら、またまた河川敷にでた。
 すると刀の男Nagaさんが、既に幕営済であった。
「さっきゼファーのキタノさん見かけたけど、気づかないで戻っちゃったよねえ」
 そうであったか。まさか、こんな奥にテント張るなんて考えてもおらなんだ。というわけで、筆者もオネオネとダンロップR335の設営を始めたとさ。なんだか、雨がポツポツと降り出してきました。なんとなくゆんさんが近づいておられるのかなと思ったりもしました。
 そして、Nagaさんとロングタイムな酒盛りの幕があがった。この後、10時間に及びビール・焼酎・ウイスキーを飲んだくれるヨッパライダーでござんした。
 筆者も幕営終了。雨模様なので、テントの上に強引にレジャーシートを被せた。その間、Nagaさんはすぐ近くのコンビニへ買い物に出る。彼は今回のキャンプ会はコンビニに頼ると決めているらしく、ほとんど買出しをしてなかったそうだ。やがて帰って来たNagaさんから、唐揚げ棒をなどをゴチになりながら、発泡酒をがんがん飲んだ。  
   筆者もちくわ胡瓜をつくったら、Nagaさんは旨いと大喜びで食べてくれた。雨はどんどん激しくなってきた。Nagaさんの小さなタープの下で、ビールを飲みながらいろいろな話をした。
「キタノさん、macさんを失って辛いのはわかるけど、もうEOCを再開していいんじゃない」
 いや、なんだかぼくはもう、新たにメンバーを募ってキャンプ会をする時節ではなくなっているような気もする。
 ぼく自身が企画するより、ツーリング仲間の誰かが開催するキャンプ会に乗っかっていればいい。それ以外は本来のソロのキャンプツーリングでもぜんぜんOK牧場だ。特に筆者のHPの賛同者だけの会をしなくてもよいのではないか。

 それでもEOCオールスターズのNagaさんは、ここ(那珂川の河川敷のキャンプ場)でいつものように(いや新たにか)晩秋のEOCを決行すればと勧めてくれた。

 まあ、考えてみよう。EOC楢葉も原発事故で失ってしまった以上、開催するなら代替え地も不可欠だ。

 ただ、今の自分はなにも考えていない空白の状況である。

 とにかく8月には、今までの休日出勤の代休など、まとめて休みをとり、北海道ツーリングだけに専念しよう。そして、旅の中でEOC再開の結論も出したいと思う。

 昨今の永久ライダーって、仲間内だけでまとまっていると思っておらる方もいるかも知れませんがもう少し、お待ちくだされ。こんなぼくだって日常でもいろいろあり悩み苦しんでいる。
 そんな話をしていると、いちさんやゆんさんが四輪でやってきた。なんでも途中で視界を遮るような強い雨にやられたそうな。夫妻が持参してくれたタープで完全に雨を遮断してくれましたぞ。

 タープの中からの雨の那珂川・・・

実に風情があって美しい。雨ならば雨もまたよし。昔、イルカの曲に”雨の物語”という歌があったのを思い出した。
 
   というわけで、がんがん酒を飲む宴は続いていった。まず、このメンバーで飲む宴でもめることなどありえない。ただただ飲んで食べてのエンドレストークというか、同じ話のリターントークが那珂川へこだましていった。
 このあたりの時間帯だとNagaさんもまだ元気であった。Nagaさんの飲む勢いというか速さが尋常じゃない。

 まさにスイスイタラタッタ♪の世界なので、ゴールは近いやも?
 
 ゆんさんが、お煎餅?とにかくカリカリに揚げてくれた料理はお酒のツマミにピッタンコでとても美味しかった。
 遥々名古屋から、ミッキーくんが登場してくれた。本当に遠いところオツカレでした。

 ツーリングライダーぶりが近年実にサマになってきた。

 よき若武者ぶりよ!
 
   実は、ミッキーとぼくのキャンプ椅子(ヘリノックス)は同じ種類でござんした。

 このチェアーは軽量(900g)、コンパクトで実にキャンプツーリング向けだ。彼は、ヘリノックスの先駆者だったのである。
 夕方5時ぐらいには、いつものようにNagaさんが即身成仏と化す。

 こうなると当分固まってしまい、動かなくなってしまう。暫し、そっとしておくしかないのだ。
 
   おかちゃんが、サメの煮込みを調理し始めた。栃木にはサメを食べる食習慣があるそうだ。でも白身で実に旨い。

 いや、最初におかちゃんとキャンプしたとき(東小屋)にもご馳走になった記憶もある・・・

 あの時もかなりヨッパな北のサムライであったので、整合性に欠けるやも?

 またお母上手造りの糠の漬物も美味しかった。
 筆者は、最近の定番、沖縄から取り寄せたスパムを野菜と一緒に炒めて皆様にお配りする。前回は、しょっぱいという意見もあったので、塩は使いませんでした。  
   しかし、若い頃は眉目秀麗な美丈夫とか貴公子といわれた筆者の顔もずいぶんふけましたよね。
 一応、完成した筆者のスパム&野菜炒めでした。

 流石に次の宴でもスパム使ったら、皆に怒られるかしらん?拙宅にはまだ半ダースもスパムの缶が備蓄されていたりする。
 
   何時頃だろうか?川崎からマサさん参上。本日は仕事だったそうだが、Nagaさんから無理に呼ばれたらしい。しかし、時すでに遅し。Nagaさんは17時には即身成仏を遂げていた。

 ファイトー・・・一発!

 まあ、このキャンプ会への参加、オツカレでした。
 ゆんゆんが作ってくれた天婦羅は本当に絶品でした。表面カリカリ、中、ジューシーという素晴らしい仕上がりです。   
   おかちゃんからは、湖南のキャンプの後に大阪屋でラーメンをご馳走になったお礼ということで”余市”のウイスを進呈していただきました。これはまたご丁寧なお返しいたみいる。なんだか逆に高くつかせてしまったようで申しわけない。

 いや、流石ほとんどの方が狂乱の宴会、あのEOC経験者だけにスイスイ・ガブガブとアルコホールを摂取し、ベロンベロンになった模様(ほとんど記憶にございません)
 なんとなくストーリーの流れ的にこれで宴が終了したような感じですが、少し画像が残っているので、やや戻ります。  
   てんぷら鍋なんですがダッチオーブン鍋だそうです。久々にキャンプで本格的なてんぷらをご馳走になりました。実に美味しかった。

 さて、一夜明けました。深夜は相当冷え込んだ気がする。筆者は今現在(5日後ぐらい)になって熱が出てきました。歳をとると潜伏期間が実に長い。とにかく数日後には完全に高熱でグロッキーとなる。
 ミッキーくんが朝食にカレーうどんをつくってくれた。スパイスの効いた美味しいうどんだ。

 そんな名古屋の彼もこれから富山に向け出撃する。その行動範囲の広さは白眉だと思う。

 くれぐれも気をつけてな!
 
 午前中の座談会も終え、一気にサイト全面撤収。

 本当は少し、大子側に戻って”タンメン”の美味しい店に入る予定だった。

 ところが・・・

 逆方面の水戸市内へ向かうという失態を北のサムライがしてしまった。

 どうもスイマソン(かなり古い)
   まあ、通りすがりの蕎麦屋もなかなか美味しかったので、お赦しくだされ!

 ちなみに筆者は、天ザル蕎麦大盛を食べた。かなりのボリュームと歯ごたえに満足しました。
 ここで、解散となる。

 いやあ、1泊2日のキャンプだったけど、非常に中身が濃い内容であったぞ。

 ちなみに来月末のキャンプ会は、不肖キタノのリクエストにて那須方面になる
予定でござんす。

 参加の皆様お世話になりました。またよろしくお願いいたします。

 帰路は、常磐道〜磐越道〜東北道で帰福した。

 結構いいペースで快走する(もちろん法定の範囲内で)

 途中三春あたりで、通り雨にやられたけど、そのまま突っ切った。

 夏雨じゃ、濡れていこう(後日の発熱の主原因はやはりこれか?)

 というより、その先の郡山方面に晴れ間が見えたので、雨具に着替える必要はないと判断したからだ。

 そして、それが正しかった(いや正しくなかったやも?)

 やがて、安達太良山が見えるようになるとようやく帰ったという安堵感が広がってくる。

 しかし、21歳の愛機ゼファーくんは、片道4時間、本当に絶好調でよく走った。







FIN



記事 北野一機



2013年7月吉日UP



画像提供:おかちゃん



HOME