このコンテンツは想い出深き最初の北海道ツーリング、「1987年・キタノの手記」をもとにアップしました。途中、記録や記憶が定かではない部分もありましたが、できる限り事実を忠実に再現するよう考証したつもりです。

 レポートの内容をおもしろおかしくするため特にディフォルメしたわけではありません。もちろん登場する人物もすべて実在です。「一期一会」、いろいろな人との出会いに本当に魅了された新鮮で衝撃的な旅でした。僕の北の旅への原点となる貴重な日々だったと確信しています。

 とにかく80年代は、北海道ツーリングが大ブレイクした時代で9月になってもライダーだらけでした。地味なコンテンツですが、当時の北の大地の様子などをお楽しみください。





キタノの旅は、すべて、ここから始まった




北海道ツーリング1987回想



 一期一会








 いつかは、それも暑い夏の季節に縦横無尽に北の大地を駆け回りたい。オートバイの免許を取ったのもそのためだったかもしれない。この夏(1986)、一念発起して限定解除に成功した。当時は教習所で大型の免許を取得できなかったので、直接、試験場で実地試験を受験するしかなかった。合格率数パーセント、パイロットになるより難しいと言われた自動二輪大型免許を、2度目にして合格できたので凄く嬉しかった。鬼のような指導員に練習場でかなり鍛え抜かれたが、正々堂々、晴れてオートバイ大型免許皆伝、CB750Fのオーナーとなったのだ。そして、旅の相棒(CB)と広大な北の大地を走ったら、さぞ気持ちいいだろう・・・と思っただけの横浜市内の大学3年生だった。  



目 次
第1話 波瀾の出発
第2話 上陸
第3話 和琴レストハウス
第4話 オホーツクを駆ける
第5話 最北端にて
第6話 層雲峡でクマに襲われる?
第7話 悪戦苦闘で襟裳岬に立つ!
第8話 食い倒れ札幌!
第9話 勇気ある撤退?
後 記 旅をふり返って