北海道の湧水情報



 1999年夏の北海道は、異常な猛暑だった。連日、35度以上を記録。沖縄より暑い道内を旅した。そんな中、増毛町の雄冬キャンプ場で飲んだ雄冬冷清水があまりにも美味しくて、以来天然水好きになる。以下後年にわたり、北のサムライが実際に飲んだ北海道の湧水のコメントだ。




  甘露水(北海道虻田郡ニセコ町)

 ニセコグランドホテル近くにある湧水のお話です。先帝陛下が当地に巡行になり、この冷たい湧水をたいへんに喜ばれ「甘露である」と言ったことから、この名がついた。実際に飲んでみるととても優しくて美味しい水だった。ただ、非常に人気があり、汲み水の人たちで混み合っていた。ニセコグランドホテルの露天風呂も圧巻で素晴らしいので、こちらとセットで利用されてみるとよいだろう(2014編)
  全国に類いなき甘露法水(伊達市大滝区)

 甘露というと利尻島の甘露泉水をつい連想してしまう。ここの湧水も甘いのだろうと、勝手に解釈したけど、寒くてよくわからなかった。でも、美味しい水なのは間違いございません。この水は380米余りの金脈から流れ出し・・・云々と、看板に書かれていたけど、長くなるので以下省略。要約すると、”長寿延命”、”安産子孫繁栄”、さらに女子には彼氏も出来るかもという、有り難いご利益のある聖水である(2013冬編)
  ホロホロの恵

 伊達市大滝区(旧大滝村)の湧水です。海抜550Mから湧き出しており、取水口はこのポイントから250mほど、山側に入ったところにある。湧水の安全確保のため、取水口からこの場所に来るまで、一切外気にふれずに辿りついている。また水質を守るため、取水口の周囲20万uをきのこ王国が所有管理しているそうだ。ここの湧水は、猛暑の夏でも冷たくて柔らかい味がした。軟水という種類だと思った(2012編)
花の聖水

 サロマ湖畔。ようやくワッカ原生花園終点の「花の聖水」へ到着。冷たくて美味しい水だ。エネルギーを蓄えて復路だ。モモが痛い。これしきでヘバっている自分が情けない(2002編)
天馬の湧水

 えりも町。天馬街道の翠明橋公園にて休憩を取った。あたりを物色すると湧水があったぞ。気温が低いせいか水が温かく感じる。顔と手を洗い、水を飲むと甘い感じがした。天気がよい日にもう一度飲みに来たいと思った(2002編)
弥三吉水

 羅臼岳登山―弥三吉水で休憩。ペットボトルに水を補給。木下弥三吉という人がこの登山口を開いたそうだ。湧水が美味い(2001編)
羅臼岳の岩清水

 羅臼岳登山―
丈の低い樹海の中をしばらく登ると岩清水が出ている。ここの湧水は冷たくて最高級に美味しい。体力を蓄えて最後の難所、岩登り開始(2001編)
名水ふれあい公園

 やがて千歳に入り、道道16号線に入った。マップによると名水100選に選ばれる「名水ふれあい公園」と記されている。よし行ってみよう。公園内には湧水を汲みにポリタンクを持参してくる住民が結構いた。俺もマグカップを取り出しガンガン飲んだ。うめえ〜。ここでしばし休息(2001編)
羊蹄山吹き出し湧水

 京極町。羊蹄山吹き出し湧水により名水を堪能。なるほど美味しい。その後、ニセコアンヌプリを登山。頂上でペットボトルに詰めた美味しい羊蹄山の湧水を飲みながら昼食をとり下山(2001編)
鹿部湧水公園

 鹿部町に入り日本一美味しい湧き水と云われる「鹿部湧水公園」で大いに水を喰らった。湧き水を汲みに函館から来た親切なおばさんに「大船上の湯公園キャンプ場」を地図まで書いてもらい紹介してくいただく(2001編)
雄冬冷清水

 増毛町。マップによると1808年(文化4)の西蝦夷日記にも記述されている歴史ある清水が湧いてるそうな。「んじゃ飲んでみっか」すぐ脇にある湧水飲み場に行って飲んでみた。「冷たくて、う、うめぇ〜」北海道では異常気象で連日猛暑が続いている。でもこの湧水、異様に冷たい。汗ばんだ体を冷水につけたタオルでふきとった
(1999編)

※2005年現在飲用不可
利尻島”甘露泉水”

 利尻岳鴛泊登山口の利尻北麓野営場から500Mほど登った地点に存在する有名な水場。古くから甘い水として絶賛されてきた美味しい湧水である。ここで水を補給し、頂上を目指す登山者も多い。近年は観光名所になり、観光客バスもやってくる(1999編) 




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